自己愛人間が不倫をしやすい5つの理由|罪を正当に変える「認知的不協和」の魔力

自己愛人間が不倫しやすい5つの理由
  • なぜ不倫サレてしまったんだろう
  • 私の何がいけなかったの?
  • 夫はこんな人じゃなかったはず

ずっと真面目で誠実で家族思いだと信じて疑わなかった夫。

そんな人が不倫。その上「お前のこんなところが不満だった」「俺はずっと辛かった」などと言われれば、怒り悲しみ狂いたくなる気持ちを必死で抑え、自分の中に原因探しをしてしまう人は多いでしょう。

ラーコ

私もその一人。私が夫を追い詰めてるんだと自分を責めました。

サレ妻あんず

私がもっと完璧だったら、不倫なんてされなかった…。

決してそうではありません。不倫サレた理由は、不倫夫がただ「そういう人間」だっただけ。

自己愛人間と不倫には深い関係性があります。不倫は彼らの欲しいものを効率良く得られるから。不倫の原因を自分に求めるほど、不倫は終わるどころか加速します。

この記事では、元サレ妻で夫婦心理カウンセラーの筆者が、自己愛人間が不倫しやすい理由と正当化の心理について解説します。

自分を顧みれる人こそ、本当は優しくて愛情深い素敵な人が多いです。そんなあなたが卑怯者の罪を被る必要はありません。

真実を見ていきましょう。

筆者ラーコのプロフィール
  • 夫婦心理カウンセラー
  • 日本心理学会 認定心理士
  • 妊娠中から元夫が職場不倫
  • 元夫は隠れ自己愛人間
  • 娘1歳で離婚➡︎5年半シンママ
  • 現在ステップファミリー
モテる俺には
価値がある⁉︎

運営者プロフィール / (@gesumake)

オンラインカウンセリングの案内
目次

不倫における世間の感覚と現実のズレ|自己愛人間の不倫実態

世間一般の感覚では、不倫したら「ごめんなさい、もうしません」「一生かけて償います」と反省し妻に詫びるものという認識が強いです。

以前の私もそう思っていました。

不倫は出来心でするもの、許す許さないはサレた側の采配にかかっている。本気不倫なら、その時は夫婦でちゃんと話し合うしかない、と。

ラーコ

しかし現実はそんな簡単なものではありません。

  • 不倫しててもシラを切り通し、「俺も辛い」と怪しむ妻を責め立てる。
  • 「もう女として見れない」「俺の自由を奪うのか」と罪悪感・劣等感植え付け。
  • 無視や威圧的な態度で妻に恐怖心を与え萎縮させる。
  • 不倫がバレても「お前のせい」とまともな話し合いすらできない。
  • 第三者に「妻のモラハラがキツくて…」と同情誘い身を守る。

誠心誠意謝るどころか、保身のために家族の心をズタズタに切り裂く不倫夫は多いです。

私も被害を受けた一人ですし、今たくさんの方の相談を受ける中で、似たような境遇の方の多さを再認識しています。

世間の不倫の認識と現実のズレ

不倫された上に無視までされれば、自分自身の存在や生きてる感覚さえ全否定されるようなもの。

サレ妻あんず

それを最愛の人にやられるから、これほど苦しいものはないんだよ。

不倫してるのに悪びれず責任転嫁する人間は、「自己愛人間」の可能性を疑うべき。

自己愛人間とは

歪んだ自己愛を抱える人間。空想上の「イケてる自分」に過剰な愛を持つ。共感性がなく他者を傷つけても平気な反面、他者評価には敏感。自己愛性パーソナリティ障害(NPD)と診断されることも。

>>自己愛性の不倫夫【10の特徴】

「俺も辛いんだ」と言われると、優しい人こそ「私が夫に不倫させてしまったんだ」と自分を責めてしまうもの。ですがそうではありません。

自己愛人間がはじめから、非常に不倫しやすい生態だっただけです。

「不倫する人=自己愛人間」とは限らない。しかし自己愛人間は不倫のハードルが非常に低い上、その原因をパートナーにすり替える。

自己愛人間が不倫をしやすい理由

自己愛人間が不倫をしやすい理由

真面目で誠実に見えた夫。そのような人でも自己愛人間であれば、いとも簡単に不倫しますし、一瞬で180度態度が豹変します。

自己愛人間が不倫に走りやすい理由は以下の5つ。

自己愛人間の性質と併せて見ていきましょう。

1:自惚れが強いから

自己愛人間は自分のことを「特別で素晴らしい人間」と思っています。

不倫前の仲良かった時代でも、ナルシスト的な要素が垣間見えていたのではないでしょうか。

  • 俺はイケてるからモテちゃうんだよね
  • イケてる俺は妻なんかじゃ勿体ない
  • 俺は優秀だからこれくらい許される

不倫中の自己愛人間はそんな奢りを持っています。

特にあらゆるものを手に入れたときは危険。

  • 仕事で評価されはじめた
  • 子どもが生まれた
  • マイホームを購入した

「全て持ってる俺めちゃくちゃイケてる!」という謎な自信を持ったとき、それまで大人しかった夫の不倫がはじまることはよくある話です。

それは彼らの中にもともと、幼児的万能感が強く存在していたから。

>>自己愛人間は2歳児【幼児的万能感の実態】

  • 俺は間違ってない
  • 俺は評価されるべき
  • 俺の感情を察しろ
  • 他人の感情は考えたくない
  • 俺を気持ち良くしない奴は無能

そんな感覚。評価されたりチヤホヤされても、「たまたまだった」とか「周りの支えがあったから」などの謙虚さはありません

「優秀だから当然の結果だ」「やはり俺は素晴らしい人間」という解釈です。

自己愛人間の中に備わっている幼児的万能感の性質は、強い自惚れがあるため不倫を引き起こしやすい。

普通の人なら自分に自信があっても、家族を傷つける行為までは及ばないか、及んでも一時的。

対し自己愛人間が平然と不倫できるのは、「真の自信が大きく欠落している」という点にあります。

2:賞賛・承認を異常なほど欲するから

自己愛人間が不倫に走りやすい最大の理由は、自分を賞賛・承認してくれる人を強く欲しているから。

ラーコ

上記で述べたように、自己愛人間は自信満々に見えて、本当は自らの無価値感・劣等感にとても怯えています。

大して能力もない、決してイケてない等身大の自分を見ることは耐え難い苦痛。

それは彼らの幼少期に遡ります。子ども時代に親から真の愛情を注がれず、気持ちに共感されずに育った。「ありのままの自分は醜い」「良い子でないと価値がない」それが潜在意識に植え付けられ、自己愛人間に育ったケースが非常に多いです。

その傷は大人になるほど強化され、本当の自分に触れることを無意識的に拒絶。「イケてる俺」の殻を硬く築き上げることで自分を守ります。

チヤホヤおだててくれ、全面的に自分を肯定してくれる存在をそばに置くことで、「やはり俺は素晴らしい」を実感。それが異性であればなおさら、「男としても俺は素晴らしい」と自分に猛烈に酔いしれることが可能です。

「チヤホヤしてくれる異性こそ理想の女性」と思う節も。

無価値感に怯える自己愛人間にとって不倫は、自分を「価値ある人間」と浸るに最適な方法。

3:他人の心の痛みがわからないから

サレ妻あんず

でも普通は、家族が悲しむってわかるよね?

ラーコ

自己愛人間に普通の感覚はないよ。他人の感情なんて興味ないから。

  • 不倫したら妻を傷つける
  • 家族が壊れてしまう
  • 子どもの人生に影響する

当たり前の感覚を持った人間なら、家族の気持ちを考え不倫を思いとどまれるもの。百歩譲って仮に過ちを犯してしまったとしても、罪悪感を感じるものです。

しかし自己愛人間にその感覚はありません。

  • あなたがどれほど苦しさ訴えても
  • 目の前で崩れるように泣いても
  • みるみる痩せ細っても
  • そんな両親の姿を子どもが見ていても

反省するどころか疑うあなたを責め、「そうさせたお前が悪い」と、冷酷な態度であなたの言葉を封じ込めてきたのではないでしょうか。

自己愛人間は、他人の心の痛みがわからないから簡単に不倫ができる。厳密に言えば、「わかる必要がない」と思っている。

そんなことよりも「イケてる自分」に浸ること、欲や保身が最重要事項。だから平然と不倫をした挙句、その罪を苦しむ妻に被せ、さらに心を追い込みます。子どもの心や人生が壊れようと関係ありません。

妻も子も、自分以外の他者は全て、自尊心満たしの道具にすぎないから。

ラーコ

さらに厄介なのは、他人の感情をわかるつもりがないのに、理屈では感情を理解しているということ。

あなたが傷ついているとわかった上で、あえて責め立て罪悪感や劣等感を植え付けます。そうすれば効率よくあなたを黙らせられるから。

あなたの我慢強さや愛情、優しさ誠実さ、よく理解した上で利用します。

感情を理解しないくせに、感情を利用することには非常に長けている。確信犯です。

4:刺激や興奮に最も喜びを感じるから

人が幸福を感じるときに出る脳内物質には大きく、ドーパミンオキシトシンがあります。

ドーパミン・オキシトシン
3つの幸福|樺沢紫苑 著

自己愛人間はドーパミンが大好物。ドキドキする快感、刺激、達成感、高揚感。ドーパミンは「簡単」「急激」「大きく」幸福感を得られる物質なので、非常に依存性が強いです。

真の自信がなく他者承認を強く求める自己愛人間にとって、ドーパミンは自分の無価値感や劣等感から目を逸らすのに最適なツール。

自己愛人間はもともと、競争心が強かったり、会社の評価に執着していたり、人より上に立つことで高揚感を感じる人も多いです。それもドーパミンが得られるから。

そのうえ不倫という非日常な空間は、簡単にたくさんのドーパミンを感じることができるため、手放すことができません。

不倫でドーパミンが出ているとき、自分が男として価値があることに強い喜びを感じます。そして男としてチヤホヤしてくれる女性を「これぞ理想の人」と思いがち。

ラーコ

人として大きな愛で包み込んでくれる妻を無価値化し、男の部分を都合よくおだててくれる女性にのめり込む。

最大のドーパミン源(不倫相手)を奪おうとしてくる妻を敵認定し、牙を剥きます。

5:穏やかな愛を軽視しているから

もう一つの幸福物質はオキシトシン。人との繋がりの中で感じる、穏やかな幸せです。

  • 家族で笑い合う時間
  • 子どもがすくすくと成長
  • ただ家族がそこにいる

猛烈に高まる感情ではなくても、じんわり心が温まり「あぁ幸せだな」「何だか安心するな」という感覚です。

家族になるということは、恋愛のドキドキから穏やかな愛に変わりゆくこと。ただ一緒にいるだけで、家族の日常があるだけで、居心地が良い感覚。

ラーコ

しかし自己愛人間は、オキシトシンに価値を感じません。

彼らが求めるものは、刺激・快楽・高揚感。結婚してもなお、ドキドキした恋愛をしていたいし、男としてチヤホヤされることに大きな喜びを感じます。

  • 子どもと心から笑い合う幸せ
  • 妻との穏やかな時間
  • 妻との心温まる行為

そんなものより刺激。それがあれば「自分は価値がある」と思い込めるから。

オキシトシンは「今あるもの」を大切にする中で芽生える温かい幸せ。大きな高揚感も、急激に幸福感が上昇するものでもないため、自己愛人間には無価値に思える。

本来家族になると、妊娠・出産・子どもの手のかかる時期に一緒に乗り越える中で、揺るぎない愛情や絆が築かれます。しかし自己愛人間は、自分がチヤホヤされることにしか喜びを感じません。

だから妊娠や出産などの大変な場面でも、寄り添うどころか「女じゃなくなった」と妻を見下し、チヤホヤしてくれる女を理想化することはよくある話です。

ラーコ

よくある話というか、私の実話なんだけどね。

サレ妻あんず

誰の子を必死で産んだと思ってるのか。本当の愛を履き違えた人間は醜いね。

ドーパミンの罠とオキシトシンの重要性については、以下の記事を参考にしてください。

不倫を正当化できる心理は「認知的不協和理論」によるもの

不倫の正当化は認知的不協和理論によるもの

自己愛人間の不倫しやすい性質は、決して妻が原因ではなく、彼ら自身の中にある問題です。

とても身勝手な感覚で行われる不倫ですが、自己愛人間は自分の不倫を「正当なもの」と思い込む習性があります。

サレ妻あんず

正当なわけないじゃん!私も娘もこんなに傷ついてるのに。

ラーコ

傷つけながらも「自分は間違ってない」と本気で思ってるから怖いよね。

なぜ自らの不倫を正当と思えるのか。そこには「認知的不協和理論」が関係しています。

認知的不協和理論で矛盾を解消

【 認知的不協和理論 】
心の中にある矛盾によって生じる不快感を解消しようとする心理。

不倫中の自己愛人間には、相反する2つの感情が存在します。

  1. 不倫は社会通念上悪いこと
  2. 自分は素晴らしい人間

素晴らしいはずの人間が、世間一般でいう「悪いこと」をするなんておかしなことですもんね。矛盾した感情を持つというのは、とても気持ち悪いものです。

本来通常の感覚を持った人なら、①の社会通念上を優先し「不倫なんてやめよう」と思えます。しかし自己愛人間は、せっかく手に入れた不倫という快楽を手放すことはできませんし、②の「自分は素晴らしい人間」も譲ることができません

前述の通り、「イケてる自分」の殻にこもってないと、自分の傷を直視することになるからです。

ラーコ

そこで、新たな解釈を付け加えます。

  • これは純愛だから仕方ない
  • 妻が悪いから仕方ない

こうすれば、不倫は社会通念上悪いことでも「こうせざるを得なかった」だけで、自分は素晴らしい人間に変わりありません。矛盾がなくなりスッキリです。

不倫正当化の心理|認知的不協和理論

自己愛人間は解釈の歪みを無意識的に行うため、本人の記憶も認識も、歪みに合わせ都合よく書き換えられます

認知的不協和は、人間誰でも抱く心理。しかし自己愛人間は、等身大の自分を見たくないがためにこの心理が強く出る。他者を犠牲にしてまで。

純愛だから仕方ない

不倫する人の中には、何人もの女性を手当たり次第もてあそび、心は入れず性的快楽だけ得ようとする人がいます。

一方で、不倫相手に心ごと深く入れ込むケースも非常に多いです。

夫のそんな姿を見るほど、

  • 私に魅力がなかったんだ
  • そんなに相手の女が大事なんだ
  • 恋愛感情は自然だから責めれない…

と、大きな虚しさと悲しみで絶望してしまうもの。

ですが、自己愛人間の不倫に純愛など存在しません。認知的不協和が働き「純愛だ」と思い込むことで、自分の行為と善人である自分に一貫性を持たせているに過ぎません。

ラーコ

どれほど不倫相手を守ろうとも、「素晴らしい自分」を守るためのもので、見ているのは自分だけ。

非日常な空間・目新しい対象が猛烈に男の自分を感じさせてくれる。ドーパミンドバドバ出て満たされる。俺の全てを受け入れてくれるのは彼女だけ。

だからこの女性は手放せない。そうだこれは不倫なんかじゃない。純愛だ。

蓋を開ければ快楽に流れただけの、心の弱さでしかありません。

それを純愛と錯覚することで、自分は善人であり続けられるのです。

>>自己愛人間の不倫に純愛はあり得ない理由

妻が悪いから仕方ない

  • こんなところが不満だった
  • 俺はずっと我慢してたんだ
  • 前から合わないと思ってた

不倫夫は少しでも自分が責められると、必死に妻の不満をあげつらいます。

「不満があったなら不倫に逃げずに言ってほしかった」と思いますが、「今まで大きな問題もなく仲良くやってたのになぜ?」という疑問も同時に浮かび上がるでしょう。

それでも心優しく信頼感の強い妻こそ、「私に問題があったんだ」と自分を責めてしまうもの。もっと完璧になろう、私が居心地の良い家庭にすればと、間違った方向に進んでしまうものです。

しかし問題はそこではありません。

認知的不協和を解消するため、あたかもはじめから妻に問題があったことにしようとしているだけ。

要は、自分の問題を妻の問題にすり替えています。そうすれば「素晴らしい自分」でいれるから。

本人の中では無意識です。不倫前は妻を理想化していて、大きな不満もなく、仲良くやってた場合が多いもの。

しかし認知的不協和により記憶まで絶妙に書き換わり、「悪い妻に耐えていた自分」が作られます。それに見合うよう、あらゆるエピソードも作り替えられます。

ラーコ

「事実がどうか」は自己愛人間には関係なく、「素晴らしい自分」を保つための幻想が彼らの全てです。

だからあなたがいくら論理的に話しても、感情を伝えても、正論を言っても、まともな話し合いなどできません。「正しい俺を攻撃する敵」としか思われない。

さらに「妻は悪者。俺は被害者。不倫相手は理想の女性」という思考を強めます。

サレ妻あんず

めちゃくちゃ胸糞悪い…。

自己愛人間が自分の言動を棚に上げ、妻を攻撃する発言には「投影」という心理が働いています。彼らの言動は彼ら自身を映す鏡のようなものです。

>>自己紹介?責任転嫁発言の正体は「投影」

不倫が先か、不健全な自己愛の性質が先か

不倫が先か、不健全な自己愛が先か

ここで新たな疑問が湧き上がってくる人も多いでしょう。

今の夫は確かに卑劣な人間かもしれない。でも以前は本当に優しかったし、確かに愛もあったはず。不倫がこの人を変えてしまったの?

これには私も悩みました。いくら夫の行為が許されるものではないにしろ、今までの時間は嘘じゃなかったはず。もし不倫が原因なら、終わらせれば仲良く添い遂げられるのではないかと。

ラーコ

しかしこの疑問に対する答えは「NO」です。

不倫をしたから卑劣な人間になったのではなく、歪んだ自己愛の性質がもともとあったから不倫ができた。

自己愛人間は外と内の顔を使い分けます。今まで仲良くやってきたように見えたのは、自己愛人間にとっての理想化対象があなただったからです。外の顔を向けていた。

彼らはその時々で自分を満たしてくれる、居心地の良い存在を理想化し恋愛感情を抱きます。

しかし自己愛人間は人と愛情で繋がることができません。等身大の自分を隠すため、「素晴らしい自分」を実感することが全て。

いくら愛情を抱いた対象も、自分を満たすための道具です。だから道具が自分の完全なる支配下になった後は、タイミングさえ揃えば次の道具を入手しますし、今までの道具が泣き叫ぼうと、邪魔としか思えません。一気に内の顔に切り替え無価値化します。

サレ妻あんず

もともと卑劣なことができる人間だったんだ。

>>現在の立ち位置はどこ?4つの洗脳サイクル

現に今も、守ると誓った妻に罪なすりつけて知らん顔。子どもが悲しそうな顔しても、子どもの人生が大きく壊れそうでも「俺関係ない」という態度。

「欲と保身のためなら平然と他者を犠牲にできる」のが彼らの本性。そして犠牲になるのは、大切にすべき家族。

仮に何かしらの理由で不倫が終わったとしても、上記のことが平気でできる人間ということだけは忘れてはいけません。

その上で、

  • あなたはどうすべきか
  • あなたと子どもにとっての本当の幸せとは何か

に焦点を当てることが必要です。

まとめ|自己愛人間にとって不倫は自分の無価値感から逃げる最適解

不倫は自分の価値を認識するためのもの

「なぜ私は不倫サレてしまったんだろう」と自分の中に原因を探してしまう人は多いです。

しかし不倫夫に自己愛要素が見られる場合、不倫原因は彼ら中にあります。もともと簡単に不倫ができる上、家族を傷つけても何とも思わない人間だっただけ。

自己愛人間が不倫しやすい理由
  • 自惚れが強いから
  • 賞賛・承認を異常なほど欲するから
  • 他人の心の痛みがわからないから
  • 刺激や興奮に最も喜びを感じるから
  • 穏やかな愛を軽視しているから

彼らは自信満々で虚勢を張りますが、本当は劣等感の塊です。だから常に自分を賞賛・承認してくれる人が必要だし、自分をチヤホヤしてくれる異性こそ理想の相手と思い込みます。

自身の無価値感に怯える自己愛人間にとって、不倫は自分を「価値ある人間」と浸るに最適な手段。

ラーコ

だから簡単に家族を裏切ります。

サレ妻あんず

家族の団欒、子どもの笑顔や成長、妻との心温まる愛では決して満たされない生態なんだ。

その性質に気づかず、自分は素晴らしい人間と本気で思っています。そこで認知的不協和理論が働き、「これは純愛だ」「妻が悪いから仕方ない」と自己正当化。

本当の姿は、等身大の自分に向き合うことから逃げるだけの、心弱くプライドだけ肥大化したモンスターです。決して素晴らしいものではありません。

あなたはもうこれ以上自分を責めなくていいんです。あなたがすべきことは、我慢することでも完璧になることでもありません。

  • 事実を証明する準備
  • 現実を俯瞰して見る
  • 真に大切なものは何か価値観の確立

卑怯者に舵を取らせては、本当に大切なものが壊れていく。守れるのはあなただけです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次