【産後不倫】別人と化した夫|孤独な育児と募る虚しさ〜ゲス戦記第4話〜

ラーコ

当サイト運営者のラーコ(@gesumake)です。

私は元夫の不倫により離婚
5年半のシングルマザー歴を経て、現在はステップファミリーとして再出発しています。

自分とは無縁と思っていた不倫。

それは突然我が身に襲いかかります。

夫婦の歴史も家族の笑顔も、一瞬で消え去る破壊力。サレた側の心はズタズタに引き裂かれる。

この『ゲス戦記』では、私自身が不倫と戦った記録を、シリーズで描いています。

▼▼今までの話はコチラから▼▼

【これまでのゲス戦記】

第1話>>まやかしの幸せ
第2話>>つわりの裏の裏切り
第3話>>出産日の不倫前回の話

出産日当日、会社の慰安旅行に行く夫。
その間に生まれた娘。

生まれて丸1日以上も、連絡が取れず…。

どうしたんだろう。旅行忙しいのかな。

娘が生まれた日、まさかお泊まり不倫をしていたなんて。

このときは夢にも思いませんでした。

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目次

終わらない里帰り

5日間の入院を経て、退院の日。
ホラーマンは仕事。母の付き添いで退院します。

産後1ヶ月間は、引きつづき実家でお世話になることに。

ラーコ

退院してからは、慣れない育児で毎日がてんやわんや><

初めてだらけで不安、ハラハラ、寝不足。
ですが家族のサポートもあり、温かい気持ちで育児に専念できました。

ホラーマンとは、里帰り中も定期的に連絡を取り合っていました。

ラーコ

育児で日常が変わっても、変わらないホラーマンの存在に、大きな安心感がありました。

一緒に暮らしたら娘のこと可愛がってくれるかな♪楽しみだな。

家族3人の生活を想像して、ワクワクしていました。


子どもの名前は、妊娠中から2人で決めていた「ミー子」に。

里帰りが終わるころ、ホラーマンから提案が。

ホラーマン

ミー子のお世話大変だろうから、もうしばらく実家にいれば良いよ!俺も自分の実家からの方が職場近いし。

「お互いのためになるなら…」と承諾し、1ヶ月間里帰りが延びることに。

予定の1ヶ月が終わるころ、またしてもホラーマンが提案します。

ホラーマン

もっと実家にいたら?お母さんいる方が安心でしょ?

ラーコ

さすがに長すぎないかな?ミー子もホラーマンに慣れるの遅くなるよ?

ホラーマン

急ぐことないよ。もう1ヶ月延ばそう!そしたらミー子のお世話も少しは楽になるよ。

更に1か月延び、産前も合わせると4ヶ月間も里帰りする羽目に。

ホラーマンの配慮だとは思いました。
しかし、頭の片隅に少しばかり引っかかりが。

本当にミー子と暮らしたいと思ってるのかな?

確かに、実家に頼れると楽です。

しかし、本当にそばにいてほしいのはホラーマンでした。
ホラーマンと一緒に、ミー子の成長を見ていきたかったのです。

別人⁉︎急変する夫の態度

約4ヶ月間の里帰りを経て、家族3人の生活がスタートします。

これからやっと3人で暮らせるんだ!
ふたりでミー子を守っていきたいな。

ラーコ

しかし、この後見るホラーマンは、今まで私が見てきたホラーマンとは全くの別人でした。

ホラーマンに見られた多くの変化。
その中でも大きな変化は、次の3つでした。

  • 帰宅時間が遅くなる
  • 休日出勤の増加
  • 笑わず・話さず・関心せず

帰宅時間が遅くなる

明らかに仕事後の帰宅時間が遅くなりました。

出産前は、遅くても21時までには帰宅していたホラーマン。

里帰り後は毎日23時過ぎ
日を越すことも何度かありました。

ラーコ

最近仕事忙しそうだけど大丈夫?

ホラーマン

銀行の業務改革で今忙しいんだ。それに来年昇進もかかっているから、気が抜けない。

確かにその年、銀行内で改革がありました。
育休中の私は、社員の忙しさがどれほどのものか、推測するしかできません。

まだ何も疑うことを知らない私。

始めは純粋にホラーマンの体調が心配でした。

休日出勤の増加

銀行員の休日は土日祝。
たまに休日出勤がありますが、3ヶ月に1回程度のもの。

里帰り後、ホラーマンは必ずと言っていいほど、週末になると家から消えました

ホラーマン

最近銀行の行事多くて困るよ。
帰りも遅くなるから。

平日は遅くまで仕事。
休日出勤も多くて、大変そうだな。

仕事以外でも、休日の予定が急増します。

  • 友人と会ってくる
  • 実家の予定がある
  • 同僚の結婚式の二次会がある

さまざまな理由で、休日はほぼ不在。
帰宅時間も日を越すことが増えました。

笑わず・話さず・関心せず

ふたりで暮らしていたころ、ホラーマンと私は、比較的仲の良い夫婦でした。

  • 日常的に会話が多い
  • よく笑い合う
  • 同じ空間にいることが多い

一緒にいると、穏やかで優しい時間が流れていました。

【出産前の夫婦の話】
>>『ゲス戦記』第1話

里帰り後は、

  • 最低限の会話のみで別の部屋にこもる
  • 笑顔を見せない
  • 目を合わせない
  • 娘にも私にも無関心
ラーコ

一言で言うと、「家庭に心がない」状態。

帰宅後、

  • その日の娘の様子を聞く
  • 寝ている娘の顔を見に行く

そんなものは一切ありません。

  • 仕事で忙しくて余裕ないのかな
  • ホラーマンに負担をかけちゃいけないな
  • 父親の自覚が出るのは時間がかかるから仕方ないよね

そう自分に言い聞かせていました。
しかし、段々気がつきます。

なんだか私、避けられてる…?

孤独な育児

慣れない育児。娘とふたり。

ひとりで慣れない育児と家事をこなすのは、大変です。

  • 首が座らず外出が制限される
  • 泣いてばかりで気持ちがあせる
  • 夜はひたすら立ち抱っこ
  • わからないことだらけで不安
ラーコ

閉鎖されたアパートの部屋。
平日も休日も、24時間ミー子とふたりきり。

夜中でも何時間でも泣き叫ぶ。
「泣き止ませなきゃ」というあせり、睡眠不足で絶望の日々。

助けてほしいよ…。ひとりじゃ辛いよ…。
ホラーマン帰ってきてほしいよ…。

やっと帰宅したホラーマンは逃げるように部屋に引きこもる。

体力的にも精神的にも、限界でした。

変わらぬ想いに募る孤独感

ホラーマンは、私の中では変わることなく、大切な存在。

育児はあれど、ホラーマンとの時間も大切にしたいと思っていました。

ラーコ

いつもお仕事頑張ってきてくれてありがとう。

日頃から伝えるようにしていました。

子どもができても、お互いを思いやる心は忘れたくなかったのです。

育児が辛くても、ホラーマンがいたら頑張れる。外で戦ってきてくれる分、私は家で頑張るよ。

ラーコ

しかしホラーマンは、私にも娘にも、悲しいほど無関心でした。

私の心にも、限界がありました。

育児を手伝えなんて言わない。
ただ「今日どうだった?」「お世話ありがとう」そんな言葉だけでも救われるのに…。

話せる大人もいない毎日におかしくなりそう。

何より、ホラーマンの関心が全くないことが、悲しくてたまりませんでした。

  • ミー子の成長を共有する
  • 育児の大変さにふたりでヒーヒーする

そんな未来はただの夢。

孤独。
ひたすら孤独でした。

妻子は恋愛の邪魔者

別人かのように、急に冷酷になったホラーマン。

仕事が大変すぎて、余裕がないのかな。
家族を見失うほど、辛い状況なのかな。

この時はまだ、不倫を疑うなんて、頭の片隅にもありませんでした。

ラーコ

しかし、ホラーマンの不倫は着実に進行していました。

私がひとりで育児に葛藤し、心の中で助けを求める中、ホラーマンは毎日のように不倫相手との恋愛を楽しんでいたのです。

妊娠中から始まっていた不倫。
不倫はしていても、まだ家庭に心があった。

里帰り後は、完全に心を失くしていた。

ラーコ

里帰り中に、本気不倫に進行していたのです。

  • 何時まで女といても自由
  • お泊まりし放題
  • 休日も自由にデート

久々の恋愛、男として満たされる感覚、触れる女性らしさ。

家族3人の生活は、彼女との『自由恋愛の弊害』。

ホラーマンにとって妻子の存在は、もはや邪魔者でしかなかったのです。

つづく

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